KUGAYAMA YOOTIEN 久我山幼稚園

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園案内

教育理念 Educational philosophy

自主独立と友愛によって
平和な未来を築くことに
意欲的な人間の育成につとめる

“違いを受入れる”これがグローバル化への第一歩だと私達は考えています。「自主独立と友愛によって平和な未来を築くことに意欲的な人間の育成につとめる」久我山幼稚園の屋台骨となる教育理念ですが、これは、文部科学省が新学習指導要領に掲げる「主体的、対話的で深い学び」と実に密接に関係しています。
例えば、自分と違う価値観に出会った時、私たちは「どうして?」「なぜ?」と疑問符が浮かびます。その時に、自分の持つ価値観と相手が持つそれとの違いを繰り返し尋ねながら、相手の意見に対する理解を深めることで、互いの距離を縮めることができ、はじめて親和的な関係性を築く事ができるのです。違いを否定するのではなく、認めるために、自ら主体となって相手と積極的に対話をすることができれば、自らの学びを深めることができるようになります。
否定ではなく、違いを受入れるための積極的な関わりはまさに「主体的、対話的で深い学び」となり、“友愛によって平和な未来を築くことに意欲的な人間”と成長できるのです。違いを受け入れることはつまり、国境を超えて人々が 協働するグローバル社会において、私達が身につけるはじめの一歩となるのです。

教育目標 Educational goals

ひとりひとりの特性を伸ばす

よく考え工夫する子

私たちは、子供達が考える環境を用意します。例えば製作では、教師が全ての子供達の活動におけるプロセスを整えるのではなく、自ら選んだり、考えたり、判断したり、決定するための機会を与えるように環境を整えるよう努めています。準備されたものを作るという作業をするのではなく、創りたいものを自らイメージし、そのために必要な色や形の素材を選び、工程を考え、イメージ通りに進むよう必要な環境を整えることは、ひとりひとり違った感性を持つ子供達の個性、つまり特性の発達を促します。
人の一生は選択の連続ですから、選択できる自由な環境を整え、選択する経験を積むことで、子供が生きる経験の幅を拡張するものと考えています。

明るくたくましい子

自分自身の輝きを放つ明るさや逞しさもまた、人生を豊かに生きるうえで大切な要素だと考えています。子供達がそれぞれの経験値を高めるために目の前に訪れる物事に挑戦することを応援し、たとえ失敗しても、その過程を振り返り、次のチャレンジにつなげるための支えを教師がすることで、子供達はまた、前向きに明るくなれるのです。

思いやりのある子

思いやりとは、まず相手を理解する姿勢を子供達自らが持つことで芽生える心のゆとりです。子供達は感性を豊かにすることで、相手の気持ちに思いを巡らせ、情景を想像し、相手の気持ちに気づくことができます。相手の気持ちに気づき、寄り添うことで、自分もまた相手に寄り添ってもらうことができるのです。こうしてお互いが寄り添うことで、争いを遠ざけ、譲り合いの気持ちがめばえるので、対話を通した解決策を互いに深める事ができるようになるのです。

豊かな情操と社会性を培う

円満な情操を豊かにもつ

情操とは個人の中にある感性なので、経験を通して”感じる”心を育てることができます。虫、草、花、空の青さ、風気の冷たさなどを感じることで、自然体験ができます。様々な音楽に触れ響きやメロディーの美しさを感じる音楽体験や、色々な素材を活用した表現に出会う絵画体験。目に見えないものを心の中で想像し、表現する機会を私達は子供達にたくさん提供するよう心掛けています。私達が提供する特徴的な教育には、本物の茶室で茶道体験、絵本の原画に触れる体験、”海賊の部屋”と呼ばれる異空間では、世界の玩具に触れる経験をしています。これらすべては子供達の豊かな情操の育みの一助となっています。

自主自立の精神とともに社会性を培う

社会性とは、その社会に埋もれることではなく、自分はどうありたいか?自分のいる社会がどうなっていれば人々がみんな幸せな気分でいられるのかを知る事です。社会がより良くなるために自分は何ができるのか?と考えることで、自主性と自立心を育むことができます。そのために、クラスやグループで、そこに所属する多くの人が、より楽しむためにはどうしたらいいか?を、自分の心の中に持ち続けるような教師の関わりを私達は大事にしています。

期待される国際人としてのめざめ

日本人としての自覚とほこりをもつ

お茶という精神的な柱が私達の教育の中心にはあります。お茶は日本独自の文化で、静の活動の中にあらゆる美しい作法があります。穏やかな心の育成はしなやかに人と関わる心やモノを大切にする心を育てます。お茶を通して、日本の文化を感じつつ、他国の文化に思いを馳せることで、他国の人たちもまた自分達の文化を大事にしていることを感じることができたら相手を敬う気持ちも次第にめばえていきます。

異文化にふれあう

園内には世界の玩具を収集し、展示する“海賊の部屋”という名の異文化交流の場を作っています。日本のそれとは違う異国の玩具をみたり、肌や髪の色の違う人形に出会ったりすることで、子供達の中に、違いを受入れる土壌が育ちます。外国人による英語遊びを取り入れることで、異文化交流を体験する事ができます。英語を話すことよりも、英語を通すことで世界の人々とコミュニケーションの幅の広がりを知ることは子供達の可能性を大きく広げることに繋がります。
自国の文化を自分のことばで話せることもまた、とても大事で、日本についてきちんと、日本人同士話せることは真の国際人となるための手段として極めて重要だと私達は考えています。

教育方針 Educational policy

動と静のバランスを取り、
けじめのある生活

全身を使ったアクティブな活動と体を休める活動とのバランスを保つことで、子供達の健全な心身の発達を促します。バランスの良い教育を実現する為に、子どもが話す時間と、教師が子どもに話をする時間を意識的につくることで、子供達は”心”と”耳”を働かせながら活動に集中することができます。
1日の活動の中でのバランス、1週間、1ヵ月の中でそれぞれバランスをとるなど、子供達の成長段階に合わせてバランスをとる感覚を調整することで、生活の中で強弱をつけることができるようになります。生活のけじめもまた、子供の成長の観点から外せません。自由に選んで行う活動と課題活動のバランス、自由と規律は動と静と密接に関連しています。自分で選ぶ時間と、教師から提案される課題活動の切り替えは子供達の活動にメリハリをつけ、様々な文化に触れる経験をしながら、ケジメのある生活をつけることになるのです。

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